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【関東日帰り登山】丹沢大山ロングコース

撮影2021/11/28
撮影2021/11/28
いよいよ秋も終わりですが、丹沢大山ではもみじ祭が絶賛開催中です。秋晴れの週末、賑わう大山をロングコースで歩いてみました。

登山コースの概要

登山レベル ★★★☆☆
 コース 大山ケーブル駅-阿夫利神社下社-見晴らし台-大山山頂-浅間山-高取山-念仏山-善波峠-富士見の湯-秦野駅
コースタイム

7時間20分

距離

16km

往路アクセス 小田急線伊勢原駅からバスにて大山ケーブル下車
復路アクセス 小田急線秦野駅
山と高原地図ホーダイappより引用
山と高原地図ホーダイappより引用
伊勢原駅からバスに乗って大山ケーブル駅から登る一般的なコースに登山者の少ない浅間山や高取山を足して秦野駅まで歩き通しました。(登山地図では善波峠で終了していますが富士見の湯までのコースがつくれないので省略しております。)

コマ参道はもみじ祭で屋台が出たり、軒先でパンやおにぎりのセットが売っていたりと普段よりも出店が多かったです。手ぶらで出掛け現地調達で、たこ焼きやおにぎりを買って山頂で食べるのも良さそうです。

ケーブルカーは30~40分待ちでした。せっかくなので歩いて阿夫利神社まで行くことにします。男坂と女坂が選べますよ。今回は、きつい男坂から登ることにしました。段差が普通の階段の1.5倍ぐらいあります。

阿夫利神社の周辺に紅葉が目立っていました。山肌を見ると落葉している木々が多かったですね。本当に終わりの紅葉です。大山は中間にお手洗いがないので阿夫利神社の公衆トイレをお借りして出発します。

のんびり山ごはん

二乗の滝を経て見晴らし台に到着しました。ここでお昼ごはんをつくります。この場所はテーブルがいくつもあり、東屋もひとつ建っています。この日はテーブルも大勢の登山客で賑わっていました。お隣良いですか?と声をかけてテーブルをお借りします。みなさん譲り合いながら使われていましたね。

賞味期限の切れたアルファ化米と余り物のウインナー、漬物を持参しました。ウインナー丼をつくりましょう。自宅だとあまり食べる気の起こらないアルファ化米ですが、登山なら炊く時間もかからないので時短メニューとして使えますよ。

ウインナーを炒めて、お湯を沸かします。アツアツで食べたいのでアルファ化米を茹でてつくります。170mlのお湯が必要ですが蒸発分を見越して200ml弱沸かしました。沸騰したところにアルファ化米をいれてぐつぐつ煮ます。焦げないようにチタンのコッフェルを輪を描くように動かしながら焚き上げます。水分が少なくなったら焦げ付かないようスプーンでかき混ぜます。

ウインナー丼完成です!アルファ化米は少し緩いぐらいで火から下ろしても数分蒸らせば水分を吸ってくれますよ。アツアツを追い求めるあまり舌をちょっとやけどしました。

相模湾の絶景

雷ノ峰尾根から大山山頂を目指します。このコースの良いところは登りながら東京湾や相模湾方面の眺望が抜群なところです。時折足をとめて景色を眺めながら登ります。空気も澄んだこの時期は遠方まで見通しが効きます。

途中、鎖がついている斜面がありますが慎重に登れば大丈夫。小さな子ども達も身軽に降りてきます。とにかく賑わっているのですれ違いの挨拶も時折省略しながら進みます。上に行くに連れて景色が良くなります。つづら折りをゆっくりと歩きますが、なかなか登り応えのある道です。

山頂はかるく蜜状態です。きちんとマスクをつけている方がほとんどでした。ベンチが埋まっていることはもちろん座る場所も選ばないといけないほどの混み具合です。電波塔のある場所には余裕がありますので、ゆっくりと休憩されたい方は神社裏手へどうぞ。

ちなみに大山山頂のトイレは女性側が20人くらいの列になっていました。個室が故障していて、1、2個室しか稼働していないこともよくあります。人気の山ですので、このトイレ事情なんとかならないものでしょうか。

電波塔の近くには富士山の展望場所がありますよ。この日は快晴の為、富士山はもちろん南アルプスもしっかりと見えました。塔ノ岳の山頂には尊仏山荘が見えますのでみつけてみて下さいね。

ここからは表参道を降ります。段差が大きくザレているので山慣れしていない人達は大変そうでした。大山は観光地なので普段山に登らない人も大勢います。服装や装備もバリエーションが豊かです。

丹沢も鍋割山や塔ノ岳あたりになるとしっかり登山装備をされた方が多くなります。

16丁目の先からは浅間山への尾根道を歩きます。このルートはぐっと人が少なくなります。こちらの登山道も岩が多くザレているところがありますが難易度としては表参道と似た感じです。下社の分岐付近から先は登山道がなだらかに変化します。

蓑毛越にはテーブルとベンチが2つほどあります。ここから下山すると蓑毛へと繋がる場所です。今日は秦野駅まで歩きますので、ここで小休止を取りました。

パーコレーターでコーヒーを淹れます。そこそこ重い上に片付けが面倒なので登山ではあまり使用されない道具ですが、アウトドアな感じが気にいって日帰り登山によく持ち出しています。

 

ヒルがいなくなり安心な登山道

蓑毛越より先は林道が続きます。高取山までいくつも電波塔の脇を通ります。歩き疲れたら途中で秦野方面に降りていくこともできるコースです。初心者のハイキングコースとしては最適なのですが、夏場はヒルが湧きます。11月も終わりとなり、ようやくヒル達も姿を消しました。ちなみに大山のメインコースにはヒルはほとんど出ません。

高取山方面へ進んでいくと尾根を堺に東側は針葉樹、西側はタブノキが目立つようになります。タブノキはその昔、蚊取り線香の材料に使われることも多かった樹木です。なので人里近いこの場所に植林されているのではないのかと想像しながら歩きます。

高取山山頂より大山を伺う
高取山山頂より大山を伺う
不動越を過ぎると100mちかく急な登りとなります。登り切って緩めの坂を歩いていくと立木に囲まれた高取山の山頂となります。ベンチがありますので休憩するには良い場所です。この時期は落葉していて厚木方面がよく伺えました。もちろん大山も見えますよ。

高取山からはちょっと注意が必要な降りです。ザレていて、やや尾根が細くなっています。ここで石ぐるまに乗ると斜面を滑り落ちる可能性もある場所でした。

※秋の夕暮れはつるべ落とし

夕焼けが山肌を赤く染めていきます。美しい里山の日暮れです。時刻は16時10分。この日の日没は16時30分です。よく登山は16時までには下山と言われていますが、これは冬の早い日没時間も考慮されていると考えられます。

では、この時間を過ぎると登山道はどのような状態になるのかを解説します。

16時34分、太陽は箱根の向こう側へと沈んでいきました。日没です。この時点では登山道はやや見えずらいレベルです。ヘッドランプなしでもぎりぎり歩く事ができます。

16時45分、空はまだ明るいものの木々で光が遮られた登山道は足元が見えづらくなってきます。この時点でヘッドランプを装着します。真っ暗になる前に用意しておくのがポイントです。

16時52分、空に明るさは残っていますがもう足元ははっきり見えません。ヘッドランプの灯を頼りに登山道を歩きます。

──ガサガサ。
暗闇の薮から動物の気配がします。この場所は鹿柵を越えているところなのでタヌキ、アナグマあたりでしょうか。民家も近いので猫かもしれません。これが山中ならクマの可能性もありますね。どちらにしろ日没後には生き物達が活発に動き回ります。

とはいえ、暗い中で正体不明の生き物が突然目の前に現れるのは怖いものです。クマ鈴がない場合はザックのホイッスルを吹き鳴らしながら歩くという方法もありますよ。これである程度生き物との距離が取れるかと思います。(私は後立山の縦走路でクマをザックホイッスルで遠ざけたことがあります。)

 

16時55分、善波峠から秦野の街へ降ります。ヘッドランプが足元を歩けるレベルで照らしてくれています。これでお分かりかと思いますが17時前でもヘッドランプは必要となるわけです。日帰り登山でもちゃんと準備しておくのがオススメですよ。

人里に出るとご褒美富士山が待っていました。ここから歩いて20分で富士見の湯です。入浴料は1000円でした。食堂もあり使い勝手が良い施設です。富士見の湯から秦野駅までは30分弱かかります。

まとめ

大山のコマ参道には豆腐料理もありますので善波峠や蓑毛から登って豆腐を堪能して帰る逆コースもオススメです。高取山から弘法山付近は冬でも雪のないことが多いので、この先の時期もハイキングしやすい場所となります。

 

それではまたどこかの山でお会いしましょう。